【自己破産の解決事例】ケース7
離婚後の住宅ローンの支払いが苦しくて…

Aさんは、以前奥様と共同で購入した一戸立ての住宅ローンを返済していましたが、離婚後は一人で借金を返済することになってしまったそうです。そもそも、奥様と2人で働いて返済する予定のローンだったため、Aさんだけで返済するのは物理的に困難でした。そのため、最初のうちは借金をして返済していたのですが、すぐにどうにもならなくなり売却することに決めたそうです。しかし、一戸建てということもあり、Aさんが思っていた金額では売却できず、多額の借金だけが手元に残ることになりました。そこで、残った借金を返済できる見込みが立たなかったAさんは、自己破産できないか相談するために、当事務所にいらっしゃったのです。

Aさんは、定職に就いていたため安定した収入があったのですが、残った借金は2,000万円程度と高額で支払い続けるのが困難だったため、個人再生ではなく自己破産で手続きを検討することになりました。また、借金のほとんどが、住宅ローンの残りとそれを返済するための借金だったため、こちらの免責を勝ち取るべく同時廃止の手続きを進めることになったのです。

Aさんの借金総額は約2,000万円でした。若いころ組んだ住宅ローンは、共働きで早期に完済予定だったため、20年という短いスパンで組んでいました。そのため、返済期間は10年間も残っており、こちらの免責(借金がチャラになること)を認めてもらうよう手続きを行ったところ、

・借金額：約2,000万円    →0

・毎月の返済額：約17万円→0

・将来的に発生する利息：約50万円 →0

・完済までの期間：120ヶ月　　　　　 →0

となり、無事住宅ローンの残りをゼロにすることに成功したのです。

もともと、かなりハードな返済計画の住宅ローンだったこともあり、無事免責を認めてもらうことができました。「これで、以前の自分を完全にリセットすることができました」というAさんの表情は非常に落ち着いており、これからの新しい人生を歩もうとする意気込みが感じられるものでした。Aさんのように、住宅ローンが途中で返済できなくなるケースは非常に多く、債務整理を利用される人もたくさんいらっしゃいます。もし、住宅ローンが返済できる見込みがなくなった場合には、ぜひ当事務所にご相談ください。一緒に、新しい人生への道を考えましょう。

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