【任意整理の解決事例】ケース3
ブランド物購入でできた借金197万円を任意整理で解決した事例

事務系の派遣社員として働くDさんは、ブランド品が大好きで、給料の大半が洋服やバッグ代などに消えていました。

そのため、生活費や交際費を捻出するためにキャッシングを使いはじめたそうです。

しかし、そんな生活を続けていくうちに、毎月の返済金もキャッシングで工面するようになり、いつの間にか借金額が大きくなってしまいました。

Dさんは、借金を借金で返済する生活が怖くなり、当事務所に相談することを決断されたそうです。

Dさんの所有しているブランド品の中には、20万円以上もする高級バッグなども含まれていたため、最初、当センターとしては個人再生して財産を処分しつつ借金を減額するという方法を提案しました。

しかし、Dさんにとってブランド品はとても大切なものだということで、どうしても手元に残しておきたいという強い希望があったため、任意整理で手続きを行う運びとなったのです。

また、Dさんは今付き合っている男性と半年後に結婚することが決まっていたため、

「債務整理って結婚に影響はないですか？」
「戸籍や住民票に債務整理の事実が載るようなことはありませんか？」

と、債務整理の結婚への影響について不安を持たれていたのですが、そのようなことはない旨を丁寧に説明したところ、当事務所に任意整理の手続きを依頼することを決めていただけました。

Dさんには、3社からの借金が合計で197万円あり、毎月「7万3,000円」を返済していました。そこで、毎月の負担が極力減るように交渉した結果、

• JCBカード（約110万円・月々4万円の返済）
  →月々13,750円×80回払いに変更
• ビューカード（約53万円・月々2万円の返済）
  →月々9,000円×60回払いに変更
• 三井住友カード（約34万円・月々1万3,000円の返済）
  →月々5,000円×70回払いに変更

となり、Dさんの毎月のカード会社への返済額を「2万7,750円」まで下げることに成功しました。また、そのまま返済し続けていた場合、約60万円程度の利息を支払う必要があったのですが、そちらも無事カットすることができたのです。

Dさんは任意整理後、予定通りご結婚されたそうで、今は幸せな新婚生活を送っているとのことです。

「借金の返済額を減らすことも大切だったのですが、それ以上に結婚への悪影響の方が心配だったので、弁護士の先生に『心配ありません』と言ってもらえたときは、すごく気持ちが楽になりました」とDさん。

大好きなブランド品の購入は、以前より控えているそうですが、今はそれ以上に大切なものを手に入れたので、毎日がとても満たされているということです。