【任意整理の解決事例】ケース4
株投資でできた借金317万円を任意整理で解決した事例

商社に勤めるEさんは、5年前から同僚の影響で株にハマり、暇さえあればチャートを見る生活をしていたそうです。

最初のうちは、自分で決めた毎月の上限金額の範囲内で投資を繰り返していたそうなのですが、大きな損益が出てしまった際、なんとかして別の銘柄で取り返そうと過剰な投資をしたのがきっかけで、生活資金にまで手を出してしまうようになりました。

その結果、複数のカード会社(クレジットカード会社・消費者金融・銀行)から借金をする多重債務状態になってしまったのです。

さらに、Eさんには、3年前に購入した車のローンも残っており、毎月並行して返済していたため、その負担は相当なものでした。

Eさんの毎月の返済額は自動車ローンと合わせて15万円程度ありましたが、年収が高かったこともあり、10万円以下の返済であれば問題なく返済可能ということでした。

また、Eさんの強い希望で、車は絶対に手元に残しておきたいという点から、借金の対象を自由に選べる任意整理をおすすめしたところ、依頼の決断をしていただけました。

Eさんには、自動車ローンとは別に、全4社のカード会社からの返済額が月々11万7,000円ありました。両方の借金を返済金額がかなり高額だったため、任意整理で自動車ローンだけを債務整理の対象から除外し、残った借金を現実的に支払いが可能な金額になるよう交渉しました。

• 楽天カード（約100万円・月々3万7千円の返済） 
  →月々1万7,000円×60回払いに変更　将来的に発生する利息である約30万円もカット
• クレディセゾン（160万円・月々5万8千円の返済）
  →月々2万円×80回払いに変更　将来的に発生する利息である約48万円もカット
• アイフル（約25万円・月々1万円の返済）
  →月々5,000円×60回払いに変更　将来的に発生する利息である約7万5,000円もカット
• アコム（約32万円・月々1万2000円の返済）
  →月々6,000円×60回払いに変更　将来的に発生する利息である約9万6,000円もカット

Eさんの毎月のカード会社への返済額は、なんと「4万8,000円」まで下げることに成功！自動車ローンの返済は毎月3万5,000円だったため、合計で8万3,000円の返済となり、目標であった10万円を下回る結果となりました。そして、カード会社に将来的に発生する利息である約95万円のカットにも応じてもらえたため、支払い総額の大幅減少にも成功したのです。

任意整理後、非常に心が穏やかになったというEさんは、相変わらず株を続けているそうなのですが、今は毎月決まった金額に収めるようにしているということです。

また、もう一つの趣味である車も無事手元に残せたため、週末はよくドライブに出かけるとのこと。

唯一心配だったのが、クレジットカードで支払いをするETCカードが使えなくなることでしたが、当センターのアドバイス通り保証式の「ETCパーソナルカード」を利用することで事なきを得たと大変喜んでおりました。